企業の海外進出が加速している中、グローバルレベルにおける戦略的な人材配置を実現するなど、国境を超えた人材マネージメントの仕組みが必要とされている。特に経理・財務部門については、国際財務報告基準(IFRS)への対応をはじめとしてグループレベルにてスタッフのスキルを管理し財務報告体制の向上・維持を図って行かなくてはならない。
こうしたニーズを支える仕組みとして、グローバルレベルで経理・財務スタッフの実務スキルを測定「共通のモノサシ」による測定が可能となる「世界統一FASS 検定」の検討・構築を進めることとなった。
「世界統一FASS 検定」構築に向け、まずアジア5 か国(中国・韓国・インドネシア・フィリピン・ベトナム)を対象に、試験の適正性・有効性を評価するための「実証テスト」を実施した。
上記5 か国に在籍する日本企業海外拠点の現地スタッフを対象とし、計1,386 名の方々が実証テストに参加した。
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※ この実証テストに使用した試験問題は、現在日本で実施している「FASS 検定」の試験問題をベースに、該当国のビジネス環境に即したものに一部修正を行ったうえで、語学力の影響を回避すべく各国の現地語に翻訳して行った。
検定サービス(社内団体受験)
対象国:中国/韓国/インドネシア/フィリピン/ベトナム
募集時期 : 2013 年4 月15日~7月25日
受験期間 : 2013 年4 月22日~7月31日
実証テスト
※終了いたしました。2013年度後期より検定サービスをスタート予定です。
対象国:タイ/シンガポール/マレーシア/インド/香港
募集時期 : 2012 年11 月下旬より(予)
受験期間 : 2012 年12 月~ 2013 年3 月(予)